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日本ペンクラブが、文筆家の声あつめる【04.04.14】
あの浅田次郎氏、養老猛司氏らも
平凡社から緊急出版された、日本ペンクラブ編「それでも私は戦争に反対します」には、45人の作家、詩人、ジャーナリストなどが登場し、それぞれの方法、表現手段でイラク戦争に反対の声を上げています。
元自衛隊員という経歴の作家・浅田次郎氏は、後輩隊員に語りかけます。「自衛隊は世界一猥褻な、世界一ぶざまで滑稽な軍隊だけれど、そんな俺たちには誰にも気付かぬ矜りがある。それは、五十何年間も戦をせず、一人の戦死者も出さず、ひとつの戦果さえ挙げなかったという、輝かしい不戦の軍隊の誇りだ。」「やつらの望んだ半長靴を、人間の血で汚すな。われらが日章旗を、人間の血で穢すな。誰が何と言おうと、俺たちは人類史上例を見ない、栄光の戦わざる軍人である。」
養老猛司氏は、小泉首相あての手紙形式で、「首相は終戦の年に三歳だったとうかがっております。私は終戦時は国民学校二年生、空襲の記憶も鮮明に残っています。」「ですから、繰り返します。同じ日本ですから、同じ過ちを起こす可能性があります。それに心してください。」と進言しています。
実に多彩な人たちが、「イラク戦争に反対」の一点で共同の本を出した、ふだん決してまとまらないような一匹狼の人々が、急にまとまった、そこに私は、今が時代の大きな曲がり角であることを痛感します。「あの時あなたは、私は、何をしていたのか」と問われるような。
非常口のない、市役所本庁舎
本庁舎の建て替え工事のために、1月から現本庁舎の入口が、西側1ヶ所しかなくなってしまいました。正面玄関も東側入口も完全に閉鎖され、市民も市長も議員も職員も、みんな同じ所から出入りしています。もしこの入口で火災や事故、または凶悪犯が発生したら、庁舎内の人たちはまったく「袋のネズミ」になってしまいます。
3月議会の総務委員会でこのことを質問すると、「窓から逃げます」との答弁。まさか2階以上の窓から飛び降りるわけにはいかない、1階の窓でも子どもや老人では脱出は困難です。「どうやって窓を抜けるのか、踏み台もないではないか」と、善処を求めましたが、いまだに対策がとられた形跡はありません。
4月からこの本庁2階に「防災安全課」が設置されましたが、「まず自分の逃げ道を考えては」と課長さんに進言したところです。
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