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年金問題について思うこと【04.05.12】
1000万人の保険料「未納」をどうするのか
国会議員の年金保険料未納がつぎつぎ明らかになって、国民的な批判と怒りが日々高まっています。それなのに、年金改悪法はまともな議論も無く衆議院を通ってしまいました。毎年の値上げ、給付は15%も引き下げ、これでは国民みんなが保険料を払おうという気持ちが、ますます無くなってしまいます。
保険料を払っていない人は1000万人を超えるそうです。国会議員の未納は論外ですが、これらの人たちが「払おうか」という気になるには、@払える金額にする、A老後を支えるに十分な給付を保障する、ことが必要だと思います。
今でも、高い保険料を40年も払って、受け取るのが月6万円しかないのでは、払う気にならないでしょう。改悪法案は、まったく逆立ちしているとしか言いようがありません。
私はきちんと払っています
私は議員になった1987年から国民年金に加入、口座振替で毎月払い続けています。また、よく話題になる「議員年金」の掛け金は、別に議員報酬から13%天引きされています。3期12年で受給権ができるので、他の制度とちがい優遇されていると言えます。昔の「恩給」制度からの流れで出来てきたものだと思います。よく誤解されるのは、引退すればその日から受け取れるように思われることです。私の場合でいえば、もう5期目なので「受給資格」はありますが、受給できるのは60歳を過ぎてから、いまの51歳では何もないということです。
昨年、20歳になった大学生の二男に住所地の市役所から年金保険料の支払い請求が来ましたが、本人にやかましく言って学生の期間「免除」の申請をさせました。手続きをきちんとして払ってないのと、ただ「未納」でいるのとはまったく違います。生活がきびしい人の場合も、「減免」手続きをしないと、単なる「未納」となり後で困ることになります。皆さんも気をつけてください。
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