<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

鈴鹿の学校給食が迷走し始めた!【04.12.15】

自校方式の給食室つぶして、センターは改築せず

壊される旭が丘小の給食室旭が丘小学校の全面改築が来年から行なわれますが、これまで自校で行なっていた給食室を、この際廃止するということになりました。これ自体良いことではありませんが、問題なのは、給食室をなくしたらどこから給食を持ってくるのか?が決まっていなかったことです。6月議会で森川議員がただした時には、今検討しているという答えで、給食室を壊すことだけが決まっているという状態でした。
この12月議会に、やっとその答えが出されました。しかし、その内容はいいかげんな場当たり的なものです。次のようになります。
@旭が丘小の1000食は、給食センターで作って運ぶ、Aところが給食センターの能力オーバーとなるので、3校(清和・明生・井田川)の800食をセンターから外す、Bその3校分を、自校方式の3校で作って運ぶ、Cその組み合わせを(白子&清和)、(鼓ヶ浦&明生)、(石薬師&井田川)として、これを「親子給食」と名付ける。D給食の配送車を3コース3台ふやすので、年1200万円も費用が増え、さらに調理員も増やし、各校の設備備品も増やさねばならなくなる。
このように、つじつま合わせ的な対応策が示されました.

給食問題協議会の答申をタナ上げしたツケが

きらら峰を水沢から見る14日の本会議で、私はこのいいかげんなやりくりを批判し、なんでこうなったのかをただしました。
2年前の2002年2月に「鈴鹿市学校給食問題研究協議会」が答申を出しましたが、その中で最重要課題として、「まず当面の課題は、老朽化が著しい飯野給食共同調理室を早急に建て替えることである」と書かれています。ところが教育委員会は、この答申通りにセンター建て替えの努力をすべき所を、まったく手をつけていないのです。それなのに一方で、旭が丘の給食室は壊すことを決めてしまったので、その結果、苦しまぎれの「親子給食」になったのです。
私が「なぜセンター建て替えをしないのか」と追及すると、「用地を探していたが、いい所が見つからなかった」などとトンチンカンな答えしか返って来ず、あきれてしまいました。それなら、センターの目途がつくまで、旭が丘の給食室を残しておけばよかったのに、なぜか壊すことだけは決めたとおりにするというのです。これでは話になりません。
教育委員会は、中学校給食をするために検討委員会を作ったはずなのに、9月に出てきた結論が、給食はどこかに消えてしまって「希望者に業者弁当を配る」という、ペテンのようなこともしています。しかもこの答申は、さっそく来年から実行するという慌てぶりです。やるべきことをサボって、やってはならないことを強行する。まるで小泉内閣のようなデタラメさばかりが目に付く、情けない限りです。

水沢の青少年センターの高台からの景色

<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

 ご意見、ご感想をお寄せください。

このページの先頭に戻る

ホームページに戻る