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国民健康保険税の引き下げきまる【04.12.23】
国保運営協議会ひらき、平均5%ほどの引き下げ案を了承
なかなかいい話がないこの頃ですが、国保税引き下げといううれしいニュースです。
22日に鈴鹿市国民健康保険運営協議会が開かれ、国保税の改定案が審議されました。私が今年この協議会の会長で、会議の議長として重い責任を感じながら議事を進行しました。
事務当局からは、向こう3年間の財政収支を赤字にしない3%ほどの引き下げ案(第1案)と、財政収支は赤字になるが「支払準備基金」を当ててやりくりする5%ほどの引き下げ案(第2案)が出され、委員各位の真剣な議論のなかで、少しでも市民の負担を減らそうということで一致し、第2案を採用するという結論になりました。
「一人当たり税額が三重県下第1位、収納率が県下ビリ」という鈴鹿市の現状を、委員の皆さんは驚きを持って受け止め、なんとか汚名返上をとの思いで結論を出しました。
低所得者層に大きい引き下げ幅
今回の改定内容は、次のようになります。
●所得割 9.0% ⇒ 8.2%に引き下げ
●資産割 20% ⇒ 20% 変わらず
●均等割 29500円 ⇒ 30000円
●平等割 29500円 ⇒ 30000円
[所得割+資産割]を「応能割」、[均等割+平等割]を「応益割」といい、応能・応益の比率をこのように変えることによって、低所得者への応益割の軽減措置制度(その分は国県の補助金が入る)を有効に使うことが出来ます。その結果、所得の低い人ほど引き下げ幅が大きくなるのです。
例をあげると、
◎所得33万円の2人所帯の税額は、35400円から27000円と、24%下がり、2年前の大幅値上げ前の水準に戻ります。
◎所得103万円・4人所帯の税額は、151500円から129400円に、15%下がりますが、値上げ前よりは2万円ほど高くなっています。
◎所得350万円・4人所帯の税額は、432800円から409900円に、5%下がりますが、値上げ前よりは10万円高くなっています。
それでも、とにかく全所帯が引き下げになるという点で、今回の改定は評価に値します。これによって、ワーストワンからの脱却が図れる見通しが出てきました。
(注1・この計算には、資産割額と介護納付金分を入れてありません。実際にかかる税額は、これらが上乗せされる場合があります。)
(注2・この引き下げ案は、3月議会で条例改正と予算案が通れば正式決定になります。)
新庁舎建設工事現場です
日に日に鉄骨が高く組み上げられていきます。今は4階ぐらいです。
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