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憲法学習会がひらかれました【05.02.06】
9条を守る声を大きくして
6日白子コミュニティセンターで、「憲法九条、今が旬」という学習会がありました。ホンダ労働者の「トークの会」が呼びかけたものですが、市民50人ほどが参加しました。三重大学の寺川史郎教授が、分かりやすく憲法をめぐる争点について話されました。
寺川先生は、いろんな問題を例え話をつかって説明されましたが、印象に残ったのは「憲法は『ドアの鍵』である」という例えです。ドアの鍵は、破ろうという目的で来る者にとっては、簡単に破ることが出来る、しかしだからといって、鍵をかけずにおいては、そんなに悪い意図を持っていない者の侵入も許してしまうので、やはり鍵はきちんとかける方が良い。
憲法で明記されている平和や民主主義をひっくり返そうとする意図を持って「改憲」をもくろむ連中に対抗するには、しっかり鍵をかけるだけでなく、鍵を破って入ろうとする者を追い返すだけの力が必要である。
現実にすでに自衛隊という軍隊が存在し、憲法が破られているが、だから憲法は無力なのではなくて、破る勢力の不当性を多くの国民の力によって明らかにすることが大事なのである。
「愛国心」には2種類ある
寺川先生は、自民党などの改憲試案に「愛国心」が強調されていることに注意を喚起しました。「民族の長い歴史と伝統」とか「美しい国土や文化的遺産」「わが国および日本人としてのアイデンティティー」などの言葉がちりばめられた文章は、それを「国家への忠誠心」の強制につなぐものになる。
本当に「国を愛する」ならば、国の政治や政治家を批判すること、間違いを間違いだと指摘することも出来なければならない。安直な「愛国心」は、批判を許さず忠誠だけを誓わせるが、本当の「愛国心」は、まとめるにも時間のかかる面倒なものである。
自民党や財界の言う「愛国心」と、我々が考える「愛国心」との違いはどこにあるのか、じっくりと議論していくことが必要だと思いました。
姪の結婚式に出ました
5日四日市のレストランで結婚式が行なわれました。若い人たちが幸せな顔をして祝いあっている光景は、いいものです。
このごろは「仲人」を立てず、人前式でやるのが主流です。司会が「日本国憲法にのっとり」と自然に言うのを聞いて、「両性の平等」がいまや当然の常識であることを改めて認識しました。
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