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たかが昼めし、されど昼めし【05.03.15】
食堂のない新庁舎、昼はどうするの?
14日の本会議一般質問で、私は@水道水源保護条例について、A開発公社保有地について、B完成後の新庁舎について、それぞれ疑問をぶつけました。
毎日800人の職員が働き、多くの来客が集まる市役所新庁舎に、なぜ食堂を作らないのか、の質問に市当局は、面積の制約、予算の制約という従来からの理由にくわえて、「周辺業者との競合」「地域経済への貢献」というのをあげてきました。これは「昼ごはんは庁舎周辺の食堂をおおいに利用して、神戸の商店街に貢献してください」ということでしょうか。
しかし残念ながら、この10数年の間に市役所周辺の食堂は多くが無くなってしまって、いまでも不便なものになっています。来年正月の庁舎オープンまでに、新しい需要に応えるだけの拡大はとても期待できません。
それなら「周辺の食堂の今の状態、今後の新規の計画など、つかんでいますか」との問いには、「調べていません」との答え。まったく、1千人からの人員の昼休みの行動はどうなるのか、考えていないのです。まる1日、人間が働き生活する職場の環境、福利厚生に何も配慮がないというのは、あとで必ず問題になるでしょう。
水源保護条例、審議会の答申を1年以上もタナ上げ
本来なら昨年3月に議会に出しているべき「水道水源保護条例」が、いまだに提出の予定も立たないという異常事態について、なぜか、どうするのか、本会議でただしましたが、まともな答えはありませんでした。
一昨年11月に、森和紀三重大教授を会長とする「鈴鹿市水道水源流域保全審議会」が立派な答申を川岸市長に提出、市長も早く条例化する姿勢を表明していました。ところが、その後から今日まで、条例化の動きはパタッと止まったままです。
中尾水道局長は、「大変きびしい規制になるので、各方面との協議が必要」などと答弁しましたが、「そういうこと、市民生活や営業活動への影響についても、半年もかけて審議会が議論し、結論を出したたのではないか」とただすと、「審議会答申はタナ上げするつもりはない、尊重します」とはいうものの、条例として提案する時期については明言を避け、いつまでという見通しも示そうとしません。
こういうことを世間では「タナ上げ」と言うのです。6回も真剣な議論を重ねて、知恵をしぼり合ってがんばった審議会の皆さんに、こんな失礼な仕打ちはありません。
いったい、「だれが」「なぜ」条例化をじゃましているのか、さらに追及していくつもりです。
高塚町の遊休地が公募売却処分に
土地開発公社の「お荷物」になっている、膨大な遊休地の処分はなかなか進んでいません。その中で、フラワーパークの旧代替地だった高塚町の土地2.8ヘクタールが、4月に公募売却することが明らかになりました。
この土地は「既存宅地」の権利が付いていて、市街化調整区域内ですが住宅が建てられる有利な条件があります。私の質問に対して都市整備部長は、「3月30日の市広報で一般募集、4月13日に入札を行なう、予定価格は3億2400万円」と答弁し、売れるかどうかの見通しについても、「自信を持っている」と述べました。
この土地の原価(簿価)は、2億8500万円ですから、予定価格以上での売却によって、開発公社の荷物が少し軽くなります。
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