<< 活動日誌の目次に戻る|印刷用画面 >>
水道水源保護条例は1年間、まったく放置されていた!【05.04.01】
情報公開で「文書不存在」との結果
3月議会一般質問で、平成15年11月に審議会答申が出てから以後、1年以上も水源保護条例の具体化が進んでいない問題を追及しました。そのときの水道局長の答弁は、「大変きびしい内容なので、各方面との協議が必要」だから遅れているというものでした。
しかし、そんなことはおかしい、役所の常識からまったく外れた弁明だと私は思いました。なぜなら、そんなきびしい規制を行なうような条例ならば、審議会に諮問する前に役所内で、あるいは各利害関係者の間で、しっかりと根回しがあるはずです。また、審議会も専門家の集まりですから、市民や業界が大打撃を受けるような答申を、いいかげんに出すはずがないからです。
そこで私は、議会終了日の3月25日に情報公開を請求しました。請求したのは「平成15年11月、水道水源流域保全審議会の答申が提出された後、現在までの間に水道局が、条例制定に向けて検討を進めてきた経緯を記載した文書」です。
本日(4月1日)水道局から、3月28日付で「公文書不存在通知書」が郵送されてきました。「請求日現在において、当該公文書が存在しない」と、水道局が正式に表明したのです。
水道局長の答弁はウソだったのか?
公文書が存在しないということは、水道局が内部的にも対外的にも、まったく水源保護条例に関する仕事をしなかったということで、1年間タナ上げしていたとの私の指摘がピタリと当たったということです。
本会議で水道局長は「審議会答申はタナ上げするつもりはない、尊重します」と言明しましたが、これがまったく事実に反する答弁であったことは重大です。
この「文書不存在」は、今はやりの文句で「私の想定内」のことでした。来週には、次の段階に移り、条例タナ上げの真相に迫っていきます。
アホらしい愛知万博の「弁当騒動」、しかし鈴鹿は笑っていられない
小泉首相の「弁当ぐらい、いいんじゃない?」とのツルの一声で、会場内への弁当持込OKとの方針転換は、絵に描いたような役人の「朝令暮改」で、ほんとにアホらしい。これが小泉の人気挽回のためのヤラセだったら、本当のアホだが、いくらなんでも、そこまではあの単純一郎もしないでしょう。などと考えるのもバカバカしい話だ。
しかし、わが鈴鹿市は残念ながら、このドタバタを笑っていられないのです。その1は、4月から中学校で始める「ランチサービス」が、始まる前から不評なこと。「中学校でも完全給食を」との切実な願いを見事に裏切って、希望者にだけ業者弁当を400円で売る。業者の儲けも込みの400円のランチは、果たして子どもたちに気に入られるだろうか?弁当置き場にわざわざクーラーを付けて「食中毒対策」をとる発想などは、万博と同様の頭だ。
その2は、新庁舎完成後に、どこにも食堂がないということ。これは万博とは正反対の「みんな弁当持って出て来い」ということで、早くも職員の皆さんから不評である。
これら一連の問題の共通の教訓は、「食い物の恨みはおそろしい」ということ。食べることをおろそかにすると、えらい目にあうということを知るべしです。
<< 活動日誌の目次に戻る|印刷用画面 >>