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図書館が5月から、平日時間延長7時まで【05.04.11】

勤労市民の利用向上へのサービス、一歩前進

春の霜よけのため、早朝から茶畑に散水がされます。市立図書館が今年度から、開館時間を平日(火〜金)は7時までに延長することになりました。5月からの実施ですが、日祝日がつづくゴールデンウィーク明けの6日がスタートです。
これまで図書館は5時に閉館でしたが、2年間週2日だけ時間延長の試行をしてきました。これを本格実施することになったものです。これにより、サラリーマンが仕事を終えた5時以降に図書館に立ち寄って楽しむことが出来るようになり、不景気な時代に合った市民サービスの前進と言うことが出来ます。

利用者本位のサービス体制を提案

我が家の近くの東名阪。料金所がなくなって渋滞しなくなりました。私はもともと、議員になる直前はこの市立図書館に勤めていました。現役時代にもいろいろサービス向上の改善をしてきましたが、議員になってからも何回か図書館の問題を取り上げてきました。昨年9月議会でも、「全市域サービス、本館・分館ネットワークを計画せよ」と提案しました。
開館時間の延長や貸出冊数の拡大は、早くから言ってきましたが、貸出冊数は3冊から5冊に、そして今回、開館時間も延長となりました。しかし先進的な図書館では、貸出冊数は無制限、また利用者の資格も「市内在住・在勤」ワクを外して「誰でもOK]としています。
さらに、月末の1日は「図書整理のための休館」ですが、これが土日祝日でもそのまま休館となっているのです。商売人なら絶対にしないことですし、職員は全員出勤しているので休養にもなりません。それなら開けて、市民のためのサービスをすべきです。
このように、図書館サービスはまだまだ改善すべき点がいっぱいあるのです。

分館を東西南北につくること、専門職員を増やすこと

最上階に近づいてきた新庁舎建設工事鈴鹿市の図書館の致命的な欠点は、だだっ広いこの町に本館一つしかないことです。車に乗れないお年寄りや子どもたちの利用を広げようとすれば、半径4キロの円の中に分館をひとつ作ることが求められます。そこまで行かなくても、せめて消防署のように本署と東西南北プラス鈴峰の分署と、配置すれば全域サービスがいちおう完成します。
鈴鹿市を「文化都市」にするには、せめて図書館は全国平均並み以上にしなければなりません。
もうひとつは、職員=司書の配置です。今の図書館は、私の在職時よりも正職員が少なくなり(11人→5人)、1年契約の嘱託職員ばかりになってきました。これでは安定したサービス体制は出来ません。司書という専門職員を使い捨てにするような状態では、「文化都市」にはなれません。

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