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議会レポート126号ができました【05.08.08】
県の廃棄物処理センター料金値上げのデタラメを論ず
議会レポート第126号を発行しました。第1面は、鈴鹿市のごみ焼却後の灰を処理する、三重県環境事業団の「廃棄物処理センター」(四日市市)の料金問題です。
8月2日に開いた生活産業委員会で、灰の処理料金がトン当たり2万円にされた経過、今回2万8千円に、そして2年後に3万5千円、4年後には4万2千円と連続値上げする理由をただしました。
要するに、最初から採算ラインを無視して多くの自治体を誘い込むために、いい加減に設定されたのが2万円だったのです。そして、操業が始まれば徐々に値上げすればよいという無責任な態度で、とにかくセンターを作って「環境先進県・三重」の名を上げれば万々歳だと、突っ走ったのです。
三重県は、一方ではごみのRDF発電、他方ではこのガス化溶融炉で、ごみを資源に変えてしまうという「夢」を県民に押し付けましたが、結果はどちらも失敗しました。その責任は、トップダウンでこれを推進した北川正恭前知事にあります。
北川氏はこの破たんが表面化する前に、さっさと知事の座を降りてしまいました。当時、多くの人が「なぜ?」と驚きましたが、あのまま知事を続けていたら今ごろは批判と追及の矢面に立っていたことでしょう。本当に要領のいい人です。
この処理センター問題も、RDF問題も、最終的な解決の道は見えていません。三重県の責任を明らかにして、自治体に負担転嫁をさせないようにしなければなりません。
被爆60周年の取り組み、全国で
今年はヒロシマ・ナガサキの原爆投下から60年、現地はじめ日本中で記念の取り組みが行なわれています。
鈴鹿市でも恒例の「原爆パネル展」を、鈴鹿市原水協の主催で2日〜7日に行ないました。また1日には津市で「原爆犠牲者追悼三重の集い」がありました。広島の原水禁大会には鈴鹿から8人の代表が参加しました。
この世界から核兵器を廃絶しようという草の根の運動が進む一方、憲法9条を変えて再び「戦争をする国」にしようという動きも激しくなってきています。どちらが人類の歴史の前進のためになるかは、誰が考えても明らかですが、現実政治は「力」で動いています。カネと権力の「力」か、草の根の「力」か、どちらが大きいかで21世紀の方向は決まります。
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