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父親が死亡しました【05.12.02】

7年ごしのアルツハイマー病の末に

最後にわが家で過ごした9月ごろの食事シーン12月2日未明、私の父親・石田一三は80歳でその命を終えました。7年前からボケの症状が出始め、徐々に進行して2年前からはおむつ、1年前からは車イス、そしてこの夏からは肺炎を起こして、最後は病院のベッドで息を引き取りました。
30年余、国鉄に勤めそのほとんどを亀山駅ですごしました。ぜんそく(汽車の煙が原因か?)がひどくなり52歳で退職、その後は建設作業や田畑で働いて70歳ごろまでは元気でしたが、アルツハイマー発症後はゆったりと坂を下るように弱っていきました。
ちょうど介護保険制度が始まった時期で、父は最初から保険を目いっぱい使ってデイサービスやショートステイ、住宅改造、電動ベッド、車イスなどのお世話になりました。3人の孫の世話や私の選挙などで、大いにがんばってもらい、また地域の民生委員や老人会役員、趣味のカラオケ、詩吟などなど、晩年は楽しい余生だったと思います。退職までは飲めなかった酒もやっと覚え、終盤で一生分のアルコールを取り返したようです。
少年・青年時代は戦争、戦後の苦しい生活の中を生き抜き、あまり楽しいことの無かった前半生、後半は早くから隠居生活の自由人となり、「終わり良ければすべて良し」の人生だったのかな、と思います。
葬儀は4日、日曜日で、5日からの12月議会の前にうまく終わるように亡くなり、最後まで気配りの人でした。

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