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桑名市長島町の立派な図書館【06.10.03】
とても「分館」とは思えない
3日午後、市議会の全員で出かける、恒例の一日視察がありました。行き先は桑名市に合併した旧長島町にできた「ながしま遊館」。文化施設や保育所・学童保育などの複合施設です。合併で吸収される町が、町民の財産として残しておこうと「駆け込み」で建てたものです。それだけに、なかなか立派な施設で、建設費総額が20億円ほどだそうです。
いちばん良いなと思ったのは、図書館です。蔵書冊数8万冊をめざして、いま4万冊に加えて「毎年1万冊・図書購入予算1500万円」と聞いて、驚きでした。
桑名市は昨年、立派な中央図書館を、PFIという問題ある手法ではありますが、とにかく建てています。また、同じく合併した多度町にも図書館があり、いっきに1中央館と2分館のネットワークが出来たわけです。
鈴鹿市の図書購入予算は今年1千万円もカットして2千万円にされましたが、この長島の輪中図書館は、鈴鹿市の本館並みの構えです。
川岸市長に「恥ずかしい」とイヤミも
いっしょに視察についてきた川岸市長に、「この分館は毎年1万冊増やすんだそうな」などとイヤミ半分で言ってやりましたが、ご本人は「そうかな」と、柳に風という反応。イヤミも通じないようです。
年2千万円に引き下げた図書購入予算、各公民館に1千冊ほどの古本を置くだけの「配本サービス」のバカバカしさ、恥ずかしさを、感じるだけのセンスもないのだろうかと、疑いをもちました。
桑名市は全体として見ると、そんなにいい行政姿勢だとは思いませんが、この図書館については鈴鹿市の数倍がんばっていると感じたしだいです。
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