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33年ぶりでなつかしい大学へ【08.02.03】
恩師の定年退官記念、最終講義をきく
1月31日、私の恩師、静岡大学人文学部の居城弘教授の最終講義をききに、早朝に出発、静岡に出かけました。別の用件で静岡に行ったことは何度かありましたが、大学にゆっくりとお邪魔したのは、実に33年ぶりのことです。
静岡駅は立派なビルになり、バスで大学に向かう沿線の景色もすっかり様変わりしています。大きなバイパス道路や、大水害のあとにできた大水路など、見違えてしまいますが、バスが通る旧道には昔の面影が沢山残っています。住んでいた下宿「田宮荘」の近くにあった「タミヤ模型」は、いまや堂々としたビルになっています。
私の在学中は、まだ移転したばかりで赤土の中に点々と建っていた校舎も、今はこんもりと茂った緑の中にあります。
あちこち歩き回って、思い出の場所に立ち寄ってきました。学生集会がしょっちゅう開かれた図書館前の広い階段、芝生広場、多くの時間を過ごした自治会室、などなど。わが青春の日々を思い起こしながら。
金融論の原点と、いまの課題を語る
久しぶりにお会いした居城先生は、65歳には見えない元気な姿で、90分の講義の中で、学生のころの思い出や、研究テーマと今起こっている「サブプライム」などの現象との関連などについて縦横に語られました。
大講義室にいっぱいの学生やOB,関係者は大きな拍手で最後の講義を終えた先生を送りました。先生は「さすがに今日は、だれも寝ていなかったなあ」と満足そうでした。
その後、OB有志と町へ繰り出して、昼間から一杯やりながら、楽しく語り合いました。OBといっても、最古参の教え子の私から、若い現役の大学院生まで、また会社を退職してから入学されたご老人など様々で、みんな初対面ですが、和気あいあいのムードでした。これも居城先生の人柄によるところだと思います。
時間ギリギリまで飲んで、新幹線に飛び乗って帰ってきましたが、実に楽しい一日でした。
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