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上水道の計画変更、大幅な下方修正に【08.11.07】

最大給水量を3万トン、25%もへらす

秋の味覚、柿がどこでも大豊作です7日の市議会各派代表者会議に、水道の第5期拡張事業の変更案が出されました。14日の市議会全員協議会で論議の上、12月議会に条例改正議案として提出される予定です。
今回の変更の最大のポイントは、長良川河口堰からの導水を13000トンから2200トンに減らすことにより、全体の一日最大給水量を125000トンから95400トンに大きく減らすことです。
私は、この計画の最初(2000年)から長良川導水に反対するとともに、数値としても鈴鹿の実態とかけ離れた「バブル計画」であることを指摘し、警鐘を鳴らし続けてきました。実際に、毎年の水道の実績は10万トンを超えるどころか、9万トン以下で推移して今日に至っています。
今回の計画変更は、やっと5期計画の根本的な間違いを訂正したというもので、私たちの主張の方が正しかったことが証明されたのです。

長良川の水は1滴も入りません

もうすぐ蕎麦の収穫ができます(深溝町の畑)計画案では、今でも「県水(長良川系)」という名称を使っていますが、長良川河口堰には取水口もなく、実際には木曽川から取水した播磨浄水場からの水が入ってくるのです。鈴鹿市で言えば、下の高岡配水地に来ている水と同じ水が、椿の配水地に入ってくるということです。(ただし、値段は高い)
長良川の高い水を北勢地域の各自治体に押し付けようという、県の企みは失敗に終わりましたが、しかし今度は、亀山の「シャープ」が7000トンもの「工業用水」を使うという助け舟が入り、長良川系は息を吹き返しました。いまフラワー道路で急ピッチで進んでいる埋管工事は「シャープ」のための給水管なのです。
この給水管の中は、上水道の水が通りますが、シャープは「工業用水」として使うのです。料金は一体どうなるのか?受益者であるシャープが全て負担するのか?鈴鹿市などの自治体にかぶってこないのか?などの疑問が残ります。今後これらの問題も合わせて、解明していく必要があります。

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