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財政危機のときなのに、大学補助金そのまま続けるとは【09.03.13】

鈴鹿医療科学大学薬学部へ、総額8億円

国府後援会の催しで、みんなで楽しんだ「福笑い」本日13日の総務委員会で、新年度予算を審議しました。ホンダの経営悪化で、40億円も法人市民税が減るなど、新年度の財政運営は大変です。平田野中の移転事業の先送りなどの影響も出ています。
そんな中で、2007年から3年計画で9億円の助成を決めた鈴鹿医科大薬学部についても、見直しをすべきだと、私は質問しました。企画財務部長は、大学の工事などの費用が下がってきたので、事業費の2割が8億円になったことを報告、しかし、2割補助は当初の約束なので守らねばならないと答弁しました。
私は、07年の時点は税収もよく財政調整基金も100億円あったが、今は全く事情が変わり、来年度には財調基金も底をつく見通しだ。そんな緊急事態のときに、約束だからと2割補助を漫然と続けるのは無責任だと、2年間で出した6億円で打ち止めにすることを求めました。もともと私は、大学には20年前の誘致のときにすでに30億円も助成してあり、いま拡張するからと追い金をあげる必要はない、9億円は多すぎると反対をしてきたのです。
「百年に一度」「きびしい」と口で言いながら、億単位の出費を見直そうともしない市当局の姿勢は、まさに「言行不一致」です。

定額給付金、10年前の「地域振興券」より悪いバラマキ

国府後援会で披露された「和独楽(こま)」の技総務委員会に、本年度補正予算として30億円の「定額給付金」が出てきました。私は、これは地域活性化にも全く役立たないとして、反対の態度表明をしました。
10年前の1999年、「地域振興券」というものが出され、今と同じように「世紀の愚策」と評されました。実際に、当時の経済企画庁がとったアンケートで、「振興券によって増えた消費は使用額の32%、残りの68%が貯蓄に回されたり、振興券がなくても行なわれた消費に使われたということである。消費の押し上げ効果は発行額のわずか10%程度にとどまり、波及効果をほとんどもたらさなかった。」と評価が定まっています。
この地域振興券は、子どもとお年寄り、生活弱者に限定され、総額6000億円でしたが、こんどの定額給付金は大金持ちにももれなく支給、総額2兆円と、輪をかけたバカバカしさです。ほんの10年前のことを、忘れてか無視してか、選挙目当ての公明党の党利党略に自民党が引っ張り込まれて、莫大なムダ使いをする。ホントに情けない話です。
昨日、鈴鹿民商などが開いた「重税反対行動」で私はあいさつし、こう呼びかけました。「みなさん、定額給付金はちゃんと受け取って、そして選挙では共産党に入れる、これが一番お得な方法です。」

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