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図書館が文化行政の中心にある町【09.07.18】
東京・府中市、群馬・前橋市を視察してきました
13日〜15日、文教福祉委員会で先進地視察に出かけました。行先は東京・府中市、群馬・前橋市、長野・上田市で、そのうち府中市と前橋市には立派な図書館がありました。
立派というのは、中央図書館だけでなく、全市に分館を配置した「図書館サービス網」があるということです。
府中市は中央館を「PFI方式」で作り、民間会社に運営させているのは問題ですが、それでもカウンター業務以外の責任ある所には市職員が当たっている、また各地区に12の地区館があり、中央館とオンラインと1日2回の連絡便でネットワークを作っています。何よりも、図書購入予算が年1億円という豊富さに驚きました。人口25万人で鈴鹿市の5倍もの予算は、うらやましい限りです。
子ども図書館を新設した前橋市
前橋市は、一昨年「子ども図書館」を町の中心に新設しました。本館と子ども図書館、そして11の地区館(公民館図書室)をもち、半径3キロの円内に必ず図書館があるというサービス網を築いています。こちらも図書購入予算は9千万円ほどあります。
両市の話を聞いてわが鈴鹿市の議員一同は、「ハー」とため息をつきました。「なぜこんなに違うのか?」「これはトップの姿勢が現れているんやな」などの感想が出ました。
わずか3千万円だった図書購入予算を1千万円もバッサリ削った鈴鹿市、広い市域に分館が一つもないのに、移動図書館を廃止した鈴鹿市、ほんとに恥ずかしい実態を何とかしなければなりません。
子ども図書館の隣は「子育て広場」になっています
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