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国民健康保険税値上げに反対の論陣【10.03.15】

残念ながら委員会で賛成多数で可決

菜の花が咲いてきました。春です。3月議会での大きな争点のひとつ、国保税の10%値上げ。党議員団は、本会議の一般質問、議案質疑で森川さんが、本日の文教福祉委員会で私が、徹底的な反対の論陣を張りました。
ポイントの第1は、09年度は「市民の暮らしが苦しいから」値上げをしなかった、そして赤字となった6億円を一般会計からの補てんで処理した、にもかかわらず、10年度は「昨年より市民の暮らしがきびしい」のに10%もの値上げをし、一般会計から1円も入れない、という全く相反する態度をとったという大矛盾。
第2は、値上げの理由に「4億円ほどの歳入不足が出る」と言うが、そもそも国保税の収入を「収納率85%」に見込み、払えない人の15%の税収不足7億円を、払う人に上乗せして計算しているという大矛盾。ムリして払っている人に、その人に関係ない未納分を上乗せとは、とんでもないスジ違いです。例えば、市民税や固定資産税で、5%ほどの未収分を払う人に上乗せなどはしませんが、国保税だけは平気でやっているのです。
第3は、「一般会計から特別会計への繰り出しはしないのが原則」と言うが、下水道会計などには「下水料金の引き上げを抑えるため」に毎年何億円も繰り出しているし、国保会計にも以前は毎年1億円出していた事実があります。
このように、値上げの言い分を徹底的に論破したのですが、最終的には多数決で可決されてしまいました。

市民の暮らしに思いをいたさない、川岸市長の姿勢

14日、国府のお寺で後援会行事、「南京玉すだれ」の名演技議論をしていて痛感するのは、担当部長や課長ら職員の皆さんが、いろいろと「値上げやむなし」の理由を言う表情の「やるせなさ」です。顔では「値上げなどしたくない」と叫んでいるのです。昨年「値上げを見送ります」と胸を張っていた、あの表情と、今年の表情の違いは歴然としています。
良心に反する仕事を部下にさせている、上司=川岸市長の責任は重大です。生活に苦しむ市民の姿に思いを寄せれば、もう少し何とかしようと知恵を出せるのに。
生活保護不正事件の市トップとしての重大な責任を、自分の「給与10%カット」だけでおしまい、という川岸市長の姿勢に、職員内部から「何と思っているのか」の声が上がっていることを、ご存知なのでしょうか。
市役所の中から、急速に「求心力」が無くなってきていることを、強く感じるこのごろです。

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