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コンプライアンスとは何ぞや【10.10.21】

単なる「法令遵守」ではない

鈴鹿山系の竜ガ岳頂上15日の議員全員協議会に、「コンプライアンス構築にむけた取り組み」について、当局より説明がありました。説明によると、コンプライアンスの定義は、次のとおりです。
「市民に信頼される市政運営を推進するために、取り巻く環境の変化を敏感に察知し、法令や社会的規範の遵守のみならず、その背後にある社会的要請を探知し、それらを常に見据えながら創造的かつ自律的に職務を遂行し、組織が一体となって、生き生きと活動すること。」
各議員から、「こんな分かりにくいカタカナはやめて、きちんと日本語にしろ」などの意見が出ました。
私は次のような意見を出しました。
1.かつて日本で初めて「60歳以上の老人医療無料化」を行なった、岩手県沢内村の村長は、「これは法令違反だ」との非難に、「法令には違反かもしれないが、日本国憲法25条には違反していない」と答えた。この有名な話を参考にされたい。
2.生活保護不正事件が起こった当時、担当課の周辺の職員は「おかしいぞ」「いつも特定の人物が窓口でゴネている」と気がついていたし、多くの職員が見て知っていた。しかし、自分の権限や責任ではないので、だれも言わずにいた。それが、大事件になっていったのであり、突然に発覚したものではない。コンプライアンスを言うなら、それは部署や権限を超えても、おかしいことはおかしいと言える職場にすることが肝心ではないか。

竜ガ岳の頂上に一面の鹿のフン

竜ヶガ岳頂上下の「重ね岩」先週、秋の鈴鹿の山に年金者組合の皆さんと登りました。いなべ市の宇賀渓から竜ガ岳(1099m)へ、登りは裏道を渓谷沿いに歩き、帰りは石くれ峠から砂山経由で戻りました。晴天に恵まれ、頂上での見晴らしも良く、心地よい疲れを味わいました。
頂上は一面の笹原が広がっていますが、何かにおいがします。見ると、そこら中に鹿のフンが落ちていて、うっかり座ることもできません。
「入道岳の上も、こんなになってるよ」とも聞き、驚きました。「これでは、まるで奈良の若草山やな」鹿が異常に繁殖しているのか、これまで来なかった頂上で過ごすようになったのか。生態系がおかしくなっているのでは、という現象をじかに見て、考えさせられました。

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