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給食センターを見学しました【11.01.22】
5400人の児童の給食を作る「工場」
20日に「中学校給食を実現する会」の皆さんと議員団で、岡田町にある「鈴鹿市学校給食センター」を訪問、見学、そして試食もさせてもらいました。
一昨年に移転新築されたセンターは、近代的な施設設備で、機能的にも衛生的にもしっかり考えられた建物です。通された2階の部屋の窓から、下の調理場や洗浄室が眺められますが、においや音などは完全に遮断されています。
ここで働く職員さんは33人、内訳は所長、栄養教諭3人、事務パート1人、そして調理員28人です。また、正規職員16人、嘱託6人、パート6人という構成ですが、半日だけという勤務はないそうです。
窓から見る調理場は、近代的な工場のようで、でっかい釜がずらりと並んで、でっかいしゃもじで料理を作っています。この日のメニューは、カレーシチューと、大根のレモン酢あえでした。
朝から夕方まで、みっちり続く作業
仕事の流れは、朝8時から食材搬入、調理開始、そして出来た料理を各学校、各クラスごとに食缶に詰めて、11時から20分で6台のトラックに積み込み出発、学校には11時45〜55分に到着します。発送後は機材や床をきれいに洗います。
午後は1時30分から食べ終わった食器が順次到着、運搬コンテナまですべて洗浄器にかけて、乾燥ののち、学校・クラス別に収納するのに4時20分までかかり、殺菌・保管の作業が終わるのは午後6時です。
このように1日の工程が流れていて、「調理員が昼からはヒマだ」とは、とんでもない誤解であることが分かりました。
出来立てのおいしいカレーシチューです
11時30分から、出来立ての給食を試食させてもらいました。(実費を払って)カレーはルーからきちんと手作り、ビーフが入っておいしかったです。大根は熱を通してしんなりしていましたが、これもいい味です。
所長に、先日の雪の日の対応を聞くと、キャベツの搬入が遅れたが、単品で出す予定を急遽変えて、煮込みに入れて間に合わせたとのことでした。これも、直営で全職員がチームワーク良く仕事に臨んでいるから出来ることだと感じました。肝心の調理そのものを民間委託した場合、このようなレベルの給食が出来るかの疑問に、現場ではもう答えが出ていました。
食事がおいしいと笑顔になります
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