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年度末にあわただしく職員「懲戒免職」処分【11.04.05】
生保不正事件の教訓はどこへやら?変わらぬ「職場風土」
年度末の3月29日、職員の懲戒処分が発表され、びっくりしました。それも、ニュースや新聞を見てのことで、市当局、議会からは、何のお知らせも未だにありません。
内容は、農林水産課において40代の職員が、担当していた鈴鹿市茶業組合の通帳から6年間にわたり不正流用を繰り返していた、という典型的な公金横領です。人事課と担当部署に聴き取りをすると、発覚したのは昨年10月21日、農林水産課で内部調査を行ない、12月中旬に人事課に報告書をあげ、それから職員懲戒審査委員会を3度開いて、やっと3月末に処分を出した、とのことです。何と悠長なことかと、あきれました。
私は人事課長に、少なくとも12月に報告があった犯罪の事実を公表すべきであった、また10月に発覚してから調査を「担当課まかせ」にしていたとは、感覚を疑う、全国に鈴鹿市の恥をさらした「生活保護不正支給事件」の教訓から何も学んでいないと抗議しました。この半年間、当事者の職員は何もなかったかのような顔をして、福祉の職場にいて給与もボーナスも受け取っていたのです。
処分発表の日に、担当副市長の送別イベント、みんなで拍手で送る!?
私がいちばん頭に来たのは、発表のタイミングを、3月議会も終わり、選挙モードの議員が集まる予定もなくなった時期、年度末であわただしくて、4月の人事異動も発表されたこの日まで発表を控えていたという「姑息さ」です。実際に、新聞の取り上げ方も、ほんの片隅の記事にされていました。
議会の方も同様で、当日朝に人事課から正副議長に事件の報告があったというのに、「聞き置いた」だけで、われわれ議員にはFAXひとつもなし。また、議会事務局に「どうなっているのか」と聞いたのも私だけという、緊張感ゼロの対応でした。
新聞では、片隅に職員処分の記事、その同じ紙面にずっと大きく、農林部門を担当していた副市長・角南氏が退職し国土交通省に戻るのを、大勢の職員で盛大に拍手で送り出したとのメデタイ記事が出ていて、あいた口がふさがりませんでした。一体この副市長、4年間なんの仕事をしていたのだろう?最後にきちんと監督責任を取っていくべきです。
事件にダンマリのまま、もう任期満了を待つだけの川岸市長、1900万円の退職金をふところに、4月末にまた拍手で送られるのでしょうか?
次の市長に誰がなるかは未定ですが、就任したらまず、こんな体質を変えることから始めることが求められます。できるかな?
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