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この目で見てきた津波被災地の惨状【11.06.14】
いつになったら元に戻せるのだろうか?
ボランティアに参加して仕事をしてきた行き帰りや、地元の方に案内されて見て回った津波の被災地、「言葉を失う」とか「想像を絶する」とかの表現では語りきれない、異常な風景でした。
帰ってきて1週間たって、やっと報告しようという気になりました。
これは名取市「ゆりあげ」地区の、海岸近くの集落の跡です。
きれいだった海岸近くの松並木も全滅
海岸堤防もズタズタに破壊されて
水と緑のすばらしい風景は、よみがえるのか?
「ゆりあげ」の「ゆり」という字は、パソコンの辞書に出てきませんが、「門」の中に「水」が入った文字です。昔、仙台城からこの地を眺めた伊達の殿様が、その見事な風景をたたえて、この文字を作って与えたと言い伝えがあるほど、いい眺めだったそうです。これから長い時間と手間がかかっても、また白砂青松の風景を取り戻していけたらと、願ってやみません。
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