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「何も問題が無い」という質問をしました【12.06.25】

鈴鹿市の同和行政はもう完了した

市役所前に立っている大看板19日に予定していた本会議一般質問が、私の出番の直前の午後2時に、台風4号が接近して警報がでたのでストップ、21日に延期となってしまいました。
改めて21日午後、質問席に立った私は「いつもは問題があるという質問ですが、今日は問題が無いという質問をします」と断って、同和行政についてただしました。同和問題の最後の特別法が失効してから、今年で10年たちますが、この10年間に何も問題になるようなことはありませんでした。市広報で毎月連載している「広げよう人権の輪」というコラムを過去にさかのぼって読んでも、書かれているのは外国人の問題や男女平等、虐待やDV、いじめなどであって、同和問題に触れた記事はゼロです。
これは良いことで、「同和」という分野での行政課題が実質的に無くなったということです。それなのに、市役所前の大看板に「部落差別をなくそう」などと掲げているのはおかしいではないか、かえって有害ではないかと、問題提起したのです。
市の担当部局は、今も年に1〜2件落書きとか問い合わせとかがある、これは「氷山の一角」である、などと苦しい答弁をしましたが、もう事業としてはすべて終わっていることも認めました。私は、20万人の市民の中には偏見を持った人も少々は居るだろうが、そんなものは行政の対象にならない、それよりも40年もの行政と市民の努力によって、同和問題は解決に向かって大きく前進したこと、その到達点に自信を持つことが大事だと主張しました。
もうあとは、あの看板を外しさえすれば完了するのです。

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