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中電浜岡原発を見学しました【12.07.24】
「日本一危険」な場所に立つ原発5基
21日〜23日と浜松市で開かれた「第54回自治体学校」に、森川議員とともに参加しました。23日に日程が午前中で終わったので、午後に足を延ばして御前崎市にある浜岡原発の見学に出かけました。と言っても、原発の隣にあるPRセンター「原子力館」に行って、その建物のいちばん上、海抜62メートルの展望ロビーから眺めたのですが。
ちょうど3日目の講師が、かつてこの原発を設計した東芝の元技術者・渡辺さんで、しっかりとその危険性や問題を勉強した後だったので、現地でその検証が出来ました。これほどの高所から原発サイト全体を眺望できるのは、全国でもこの浜岡だけだとのことです。
廃炉決定の1,2号機の中にも沢山の使用済み燃料が
いま浜岡では、ときの菅前首相の指示でストップさせた3、4、5号機の再稼動の条件として、高さ21メートルの防波壁の建設が進んでいます。館内の実物模型を見ると「でっかい、高い」と思いますが、上から現場を見ると、ちゃちな感じです。
それよりも渡辺先生は、原発の直下を走る活断層の危険を指摘しています。活断層がズレれば、津波が来るより先に原子炉そのものがひっくり返るのです。これにはいかなる対策も役に立ちません。廃炉にするしかないのです。
右手に見える1,2号機はすでに廃炉が決まっていますが、その中にも何千本の「使用済み燃料」がそのまま入っています。その行き先はありません。この先何十年もここで抱えていくしかないのでしょう。そのことだけでもゾッとするのに、再稼動などとんでもないことです。
同じ場所に、風力発電施設もずらり並んでいます
明治時代から海の安全まもる御前崎灯台
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