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三重県版「学力テスト」を実施か?【14.06.19】
県教委がすすめる「みえスタディ・チェック」
16日の市議会一般質問で、私は「土曜日授業」や「みえスタディ・チェック」の教育問題をとりあげました。
「みえスタディ・チェック」とは、三重県教委が今年から行なおうとしている「学力テスト」の名称です。対象となるのは、小学校1年から中学校3年までの全学年の児童生徒、科目は国語、算数・数学、理科を、学期ごとに年2回から3回行なう、そしてその結果の集計データは県教委に集める、という内容です。
テスト問題は県教委が作成しますが、メール送信で印刷などの作業は各学校が行ない、採点と結果の集計や入力なども、すべて学校が行なう、とのことです。今でも忙しい学校の教職員に、新たな仕事を上乗せすることになります。県は7月4日には、第1回目を「試行」するという急ぎぶりです。これほど急いで、学校現場への負担をふやしてテストを行なおうという目的は何でしょうか?
全国学力テストの順位アップが目的か?
三重県は「全国学力テスト」の成績が、全国の中で下位であるということが問題にされています。鈴木知事は「学力テストで全国3位以内に入る」という目標をかかげて、教育現場を叱咤しています。今回の県版「学力テスト」は、そのために急いで具体化されたものと思われます。
県下の学校がいっせいに統一問題でテストを行ない、そのデータを県教委に集中すれば、順位やランクを付けることも可能になります。小6と中3だけの全国テストに加えて、全学年に学期ごとに行なう県テストによって、県下の学校が日常的に競争に追い立てられはしないか?疑問がつのります。
市教委は、学校現場や市の負担、子どもの負担や評価方法など、テストの実施には問題が多いとしていますが、参加しないとは答えませんでした。
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